こんにちは、ミサゴです。
今回は、日帰り八丈島サイクリング旅行の続きをご紹介します。
今回の記事内容に関する動画もYoutubeに公開しているので、合わせて見てみてください。
9:00八丈島の南西部・海沿いの道
八丈島空港を出て左、南西方向に進んで行きます。下り坂の綺麗な並木道が延びていて非常に快適です。
しばらく進むと海に出ました。海は澄んでいてとても綺麗です。ただ、海岸は黒い岩で埋まっていて、歩いて海辺に近づくのはなかなか難しそうです。事前の観光情報でも確認していましたが、八丈島は火山活動でできた島なので島全体が溶岩石でできており、ほとんどがこの真っ黒の溶岩石で覆われているそうです。
ここからは海沿いに道がずっと続いているようなので、そのままサイクリングを続行です。
9:10宇喜多秀家公と豪姫の像
しばらく行くと、2体の像が見えてきました。宇喜多秀家公と豪姫の像です。
関ヶ原の合戦で西軍の中心人物として死罪となることをギリギリで免れて八丈島に流刑となった宇喜多秀家公。一緒に流刑なることを望んだが叶わず本土に残り離れ離れになってしまった豪姫。その2人の像が海岸にあります。豪姫は、八丈島で日々の生活の糧にも苦しむ夫のために江戸幕府に掛け合って、支援物資を定期的に送り続けたそうです。そのようなおしどり夫婦の像が太平洋を見つめています。
9:30八丈神社
自転車をこいでいると、八丈神社の看板が見えました。ただ、神社や鳥居といったものは見えません。海側に細い砂利道が続いています。どれほど道が続くかわかりませんが、ちょっと寄り道してみます。
砂利道を自転車を押して進んでいると、思っていたよりもすぐに神社が現れました。しかも想像していたよりも、綺麗で新しい神社です。せっかくですので、参拝して旅の無事を祈ります。
9:35夕日ヶ丘
ここからはだと、八丈小島にだいぶ近づいた気がします。群青色の海に浮かぶ八丈小島は綺麗な形をしています。眺めていると、離島に来たんだなと改めて思います。
9:40八丈富士を目指してワインディングロード
この時まで八丈富士を目指すか、海沿いを進むか悩んでいましたが、八丈富士まで行かなくても途中に展望台があるようなので、ひとまずそこを目指してみることに。最初は頑張って自転車を立ち漕ぎして登ってみたものの、坂の長さに対して全くもたず断念。ここからずっと自転車を押して歩いて登ります。
坂は長くキツイですが、木陰や風は心地よく感じます。鳥の鳴き声もそこらじゅうから聞こえます。散歩のつもりで気長に登ります。
10:10八丈小島展望台
そろそろ休憩しないとヤバいかもと思った時に、八丈小島展望台に到着。古い小さなベンチが1つ置いてあります。風で飛ばされないように、地面に打ち込まれた杭に結び付けられています。
ここで、羽田空港で買ってそのまま仕舞ってあったカツサンドをいただきます。たくさん汗をかいて疲れた体に、分厚い肉の入ったカツサンドがそのままエネルギーとなってくれそうです。
八丈小島が今まで以上によく見えます。太平洋に、ぽっかり浮んだという表現がぴったりな気がします。綺麗な島ですが、もしあそこに一人だと寂しいだろうな、それが島流しってことか、どうでもいいことをぼんやり考えてしまったりしました。
ベンチの脇を見ると、何やら棒が立っています。よく見るとテプラのようなもので「スマホ台」と書かれています。どうやら、八丈小島をバックにスマホで記念撮影を撮るためのもののようです。すごい気が利いてますね。せっかくのお気遣いなので利用させていただきました。
11:20遊び平牧野看視舎
八丈小島展望台から、更に登るか、それとも引き返して海沿いに戻るか悩みましたが、せっかく登ったのを単純に引き返すのもシャクなので、登り続けてみることにしました。カツサンドが勇気と体力をくれたのもあるでしょう。
八丈小島から更に1時間ほど歩くと(時々、平坦や下り坂のみ自転車に乗って)、ウシさんに出会いました。ここまで、ほとんど車とすれ違うこともなかった中で、突然ウシさんに出会ってビックリです。ウシさんの方も、変なやつが来たと警戒している様子。驚かせてしまい、申し訳ないですが、カメラで撮影させてもらいます。結構近くまで近づいてくれました。
ウシさんの近くには、看視舎と呼ばれる展望台のような建物がありました。ちょっとお邪魔させていただき、景色を確認します。遠くまで見渡せます。おそらく、牧畜のための建物なのでしょう。ただ、屋根はあるものの風が強く寒くなってきたので早々に退散です。
11:30ふれあい牧場
八丈富士には鉢巻道路というぐるっと一周できる道路があります。先ほどの看視舎からこの鉢巻道路を進み、ふれあい牧場を目指します。ペットボトルの水も尽きそうなため、何か食べ物・飲み物でもあればと期待しつつ向かいます。鉢巻道路は八丈富士の割と高いところなので、木々もほとんどなく、眺めは最高です。上り坂もひと段落しているので快適にサイクリングを再開です。
ほどなく、先ほどのウシさんとは異なる、黒いウシさんがたくさん見えてきました。どうやら、ふれあい牧場に着いたようです。入り口、駐車場は見えますが、特に牧場の人がいるわけでもなさそうです。牧場展望台に向かう道が、牧場の真ん中に延びています。ほとんどのウシさんが日向ぼっこしながらくつろいだり、草を食べたりしています。仔牛もいました。「アツヒメ」という名前のようです。カワイイです。動画のほうをご覧ください。
展望台からは、八丈島の街が一望できます。こうしてみると、八丈島の中心部の更に真ん中に八丈島空港があることわかりますね。ここからだと島の東側・西側の両方の海を眺めることができます。八丈富士を降りたら、東側の底土海水浴場に向かいたいと思います。
ふれあい牧場ですが、何か食堂のようなものがあるかなと思いきや、休憩所はあるものの自動販売機しかありませんでした。ただ、自動販売機だけでも空腹限界の身には助かります。しかも自販機にはカロリーメイト(チョコ味)までありました。カロリーメイトと水を買って、ウシさんたちを眺めながら休憩です。カロリーメイトを買うなんて何年振りでしょうか。
ふれあい牧場を出て、八丈富士を降りていきます。本来なら、ここから登山口に向かって登頂したいところですが、ここまで登るだけでちょっと体力限界です。正直、ちょっとナメてました。八丈富士の登山口には自動車で来れるようなので、次回来ることがあればここまではレンタカーで来たいと思います。というわけで、登頂は次回の楽しみに取っておきつつ、下山です。
12:20天照皇大神宮
底土海水浴場に向かう途中、街中で大きな鳥居が見えたので寄り道です。
神社好きとしては鳥居が見えたら寄らないわけにはいきません。鳥居の脇には、地面につくほど大きな鯉のぼりが飾られています。歴史ある神社のようですが境内も綺麗にされていました。お賽銭を入れて、ここでも旅の無事を祈ります。
12:40底土海水浴場
八丈島で唯一の砂浜の海水浴場。人口の砂浜とのことですが、その砂はおそらく島の溶岩石から作られたもののようで、真っ黒で大き粒の砂です。真っ黒ですが、綺麗な砂です。粒が大きいので、まとわりつくこともなく払うとすぐに落ちます。海の水も透明度が高くとても綺麗です。運が良いとウミガメにも会えるそうですね。靴を脱いで、膝まで海に入りました。思ったより波の勢いがあり油断すると倒れて流されてしまいそうです。
13:30 八丈島空港に戻り、チェックイン
飛行機の出発時間よりかなり早めでしたが、遅めのお昼ごはんをゆっくり食べたかったこともあり、早めのチェックインをします。空港の入り口の横で自転車を折り畳みバッグに収納します。そのままチェックインカウンターに向かい預かってもらいました。同意書はここでも必要です。
13:50遅めの昼食・レストラン「アカコッコ」
空港のレストラン「アカコッコ」で島魚定食+ノンアルビール(1500+650円)で、ひと段落。
揚げ物は、ツミレ、魚、コロッケ。って、島魚なじゃないもの混ざってるけど(笑)美味しかったから、いいけどね。それよりもゴハンにかけられた海苔がスゴイ!ゴハンが見えないくらいかかってる。でも、これ添えられたワサビと一緒に食べると絶品!意外な発見。たくさん自転車こいで、坂を登って疲れたこともあり、島魚定食が身体に染み渡る感じです。ごちそうさまでした。
食事中に、窓から羽田空港行きのANA便が離陸して行きました。レストランの前が滑走路なので、タイミングが合えば飛行機がよく見えます。
出発まで空港内でゆっくり
レストランの横の売店でお土産を物色。グミが好きな娘のために、八丈フルーツレモングミを購入。
展望デッキがあるので行ってみます。飛行機はANAの1日3便の発着のみなのか、デッキから眺めていても他の飛行機は来ず静かなものです。ぼんやり物思いにふけります。東京愛らんどシャトルのヘリコプターが試運転をしているようでした。
17:25 飛行機出発時間→遅延
飛行機の到着時間の遅れに伴い、予定していた出発時間も遅れました。17:25に優先搭乗が始まり、17:40ごろに離陸のため滑走路に移動し始めました。機内アナウンスでは、羽田空港上空で飛行機が混み合っているため、到着時間も遅れる見込みとのことでした。
ここで、帰りの飛行機が窓側席だったので、八丈島から羽田空港までの様子を撮影しました。上空からの綺麗な夕日を短時間の動画にまとめることができたので、是非ご覧ください。
18:40羽田空港着陸
予定時刻の18:25から少し遅れての着陸です。やはり空港混雑で着陸が少し遅れたです。到着した場所も別館だったのでターミナルまでバス移動となりました。19:00過ぎに預り荷物受取所で自転車を受け取りました。羽田空港でも自転車はターンテーブルではなくて、係員の方から直接受け取りました。
19:20リムジンバス発
預り荷物受取所から出た目の前にあるリムジンバスのチケット売り場に行くと、10分後に千葉方面行きのリムジンバスのチケットにまだ空きがあったので、急いでチケットを買って15番乗り場に向かう。ほどなくリムジンバスがやってきて乗り込むことができました。自転車は、行きと同様に預かってもらえましたが、なぜか積み込みはセルフでと言われました。おそらく破損への対策なのでしょう。
帰りも渋滞はなく20:30には千葉中央駅に到着しました。
いかがでしたでしょうか。八丈島にも千葉から日帰り旅行ができましたね。ただ、八丈島サイクリング一周、八丈富士登頂の両方は厳しそうです。計画的に進めても、どちらか一方でしょう。レンタカーを借りれば両方できるかもしれません。
今回の記事を参考に、皆さんも八丈島旅行を計画してもらえると嬉しいです。八丈島に興味が湧いた方、日帰り旅行を考えている方がいらっしゃったらコメントいただけると嬉しいです。
こんなところに日帰りできる?といった疑問もお待ちしてます。ミサゴもチェレンジできそうだったら、3回目の日帰り旅行にチャレンジしたいと思います。
今回のサイクリングコース
今回の反省点
思ったより日差しが強く、めちゃくちゃ日焼けし過ぎました。まだ4月ということで油断はしていました。八丈島に行く際には、日焼け止めを忘れないようにしてください。
八丈島の豆知識
八丈島は何故か自動車のナンバーが「品川」。最初は偶然かと思いましたが、すれ違う自動車がほとんど「品川」なので、調べてみたら八丈島は「品川」ナンバーと決まっているとのこと。都心南側を管理する陸運支局の品川ナンバーとなるようです。ちなみに小笠原諸島も全て品川ナンバーとのことです。
以前にご紹介した日帰り旅行
以前にご紹介した「日帰り!しまなみ海道サイクリング」については、こちらをご覧ください。サイクリングの聖地、しまなみ海道は迷いなくオススメできます。