misagoです。
池上彰さんの書籍は少し古いものから、最近のものまで幅広く読んでいます。忙しくて新聞をゆっくり読めない時期に、世界情勢や時事問題を短時間で確認するために読むことが多いです。
今回の書籍は発刊時には確認していなかったのですが、図書館で見つけて気になったので手に取りました。ロシアのウクライナ侵攻のこともあり、改めて戦争について確認するためです。
本書の概要
まず本書では、戦争の定義・戦争とはどういうものか、世界でどういった戦争が行われ今どういう状況か、日本は過去にどのような戦争を引き起こし何をしてきたか、分かりやすく事実に即し端的に説明されています。
本書籍が「世界をカエル10代からの羅針盤」というシリーズでもあるように、本来は中高生向けの書籍なのですが、大人でも知らないこと・曖昧な知識でいたことを学び直せる内容です。
日本では身近に戦争を感じることはない幸せな国であり、そのため普段の生活では歴史を想う機会というのはなかなか無いと思います。
そのため、こういった書籍に定期的に触れて、学び直すのは大切なことだと思います。
今、日本を含め、先進国と言われている国々は基本的に人道的・平和的な主張をしていますが、そこに至るまで過去に酷い戦争を引き起こしてきました。その事実に受け止めて、これからどうしていくのかが大切なんだと思います。
巻末に、2016年5月27日にオバマ元アメリカ大統領が広島平和記念公園で演説した内容が載っています。この書籍の最後にこの演説内容を読み、いまの日本が平和であることのありがたさと、その尊さに想いを馳せることができました。
読み終えて
個人的なことですが、昨年の夏に旅行で、家族とともに沖縄の平和記念資料館・摩文仁の丘に行きました。普段の生活では思い返すこともないですが、過去に日本でも戦争が現実だったことを改めて学ぶことができました。平和のために一人一人ができることは小さいですが、せめていま平和に暮らせることに感謝して日々を送りたいと思います。