こんにちは、ミサゴです。
2023年3月はシリコンバレーバンクなど金融危機が話題となった月でした。結果的には、米国政府の支援により大きな金融危機とはならず鎮静化できた事例となりました。
一方で、まったく逆の状況となったのが2008年9月にサブプライム問題に端を発して倒産となったリーマンブラザーズです。
リーマン・ブラザーズ 最後の4日間(Amazon Prime)
今回ご紹介する映画はそのリーマンブラザーズの最後の4日間、9月12日金曜日から描いたものです。51分という短い映画ですが、金融危機に際して米国政府も含めた金融界のトップの駆け引きがリアリティを持って描かれています。
結果がどうなるかを知識として知っている方でも楽しめます。むしろ、知っているからこそ楽しめる点もあると思います。
物語の中心はリーマンブラザーズですが、次に危ないと目されていたメリルリンチの動向にも注目です。
映画はバークレイズとの交渉決裂で終わります。映画の後日談としては、リーマンブラザーズの北米事業はバークレイズが、アジア事業などは野村證券が引き継ぐことになります。また、メリルリンチはバンカメに買収されています。
衝撃的な出来事が現実に起きており、それを映画という形で空気感を含めて知ることができるのは、ありがたいと思います。
今後、アルケゴスに端を発したクレディスイスの件なども映画化されるのでしょうか。
こちらも情報を得てから、各社の対応で命運が別れたと言われており、短編でも映画化されれば是非見てみたいと思います。
日経新聞でも記事になっていましたね。
アルケゴス、ノムラが「逃げ遅れた」真の理由は?:日本経済新聞